『調剤薬局事務』ってどんな仕事💊?
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2023.10.13
医療のコラム医療事務学科
『調剤薬局事務』ってどんな仕事💊?
「調剤薬局で働きたい!」という方、多いのではないでしょうか?
その調剤薬局で、事務業務を行うスペシャリストとして活躍しているのが、調剤薬局事務です。
「調剤薬局で見かけるけど、実際はどんな仕事をしているんだろう?」
「医療事務と調剤薬局事務って、何が違うの?」
こんな疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、調剤薬局事務の仕事内容や、人気な理由、医療事務との違いなど、ご紹介します😌🙌
調剤薬局事務の仕事内容って…?
調剤薬局事務の仕事は、医療機関で活躍している医療事務同様、事務業務を専門に行うスタッフです。
医療事務同様に、受付、会計、レセプトを行い、薬剤師のサポートを行うことが主な仕事となります。
では、具体的に説明していきます!
受付・電話対応
調剤薬局の受付で、患者様の対応を行います。患者様から処方箋や保険証、お薬手帳を受け取ります。
受け取った際、処方箋の有効期限や保険証の情報を確認します。
また、電話対応などもあり、受付だけの対応に限りません。
薬局の顔として、明るく・笑顔で対応することが求められます!
レセプト作成
レセプトとは、調剤報酬明細書のことです。このレセプトは、患者様が自己負担した金額以外の費用を国民健康保険や保険組合などの保険者から請求する作業となります。
月に1度レセプトを作成し、保険者から調剤報酬を受け取るための手続きを行います。
入力間違いをしないように、的確な入力が求められるため、大切な業務です。
薬剤師の補助
調剤薬局事務は、薬剤師の補助をおこないます。また、薬剤などの管理や発注を行うこともあります。
調剤薬局事務は、国家資格を保持していないので、薬剤師の仕事のすべてを手伝えるわけではありませんが、サポートする時もあります。
会計
お薬の代金を患者様から受け取り、お釣りがある場合お渡しします。
正確さが必要となりますが、患者様と接するため、患者様にやわらかい印象を与えることができる丁寧な対応が求められます。
医療事務と調剤薬局事務の違いは…?
医療事務と調剤薬局事務の違いは、主に下記になります。
働く場所の違い
【医療事務】は、病院やクリニック、診療所などの医療現場で働きます。
他にも、介護施設や歯科医院受付などの様々な場所で働くことができるため、活躍の場が広いと言えます。
【調剤薬局事務】は、名前の通り、調剤薬局やドラッグストア、一般薬品店で勤務することとなります。
調剤薬局に務めている事務員として、メインとなって活躍する場所は、調剤薬局です。
専門知識の違い
どちらも共通して、医療保険や各種制度などの知識が必要になりますが、必要な知識については違いがあります。
【医療事務】は、レセプト作成に関する知識や技術、その他にも「処置・検査・レントゲン」などの医療に関する多くの知識が必要となります。
医師から渡されるカルテをもとに入力するため、カルテを読む必要があります。
そのため、カルテに記載されている指示や薬品名などの略語や略称を覚える必要があります。
【調剤薬局事務】は、レセプト作成の際に必要な保険に関する知識・技術、また薬に関する知識が求められます。
薬を扱う場所で働くため、調剤や投薬に関する基本的な知識は必要と言えます。
仕事内容の違い
受付や会計など、どちらも共通する業務内容はありますが、
【医療事務】は基本的に、医師や看護師をサポートします。
例えば、カルテの作成や管理・検査や受診料などの入力、入院施設のある病院における入退院の手続きや面会の応対など、医師・看護師の負担を事務の面からサポートします。
【調剤薬局事務】は、「薬剤師」を事務の面からサポートします。
一般的な事務作業はもちろんですが、医薬品の発注や検品などを行ったりもします。
医療事務は、医療機関の規模や種類等によって、業務内容に差がありますが、調剤薬局事務は薬局の規模などによって、業務内容に大きな差はありません。
資格の違い
医療事務の資格と、調剤薬局事務の資格は似ているようで異なります。
どちらも資格自体は必要ありませんが、就職・転職で有利になるための資格はあります。
例えば、【医療事務】として働きたい人向けの資格は、
・医療事務認定実務者(R)試験
・医療事務管理士技能認定試験
・診療報酬請求事務能力認定試験
【調剤薬局事務】として働きたい人向けの資格は、
・調剤薬局事務検定
・医療保険調剤報酬事務士
・調剤事務管理士(R)技能認定試験
・調剤事務実務士(R)
・調剤報酬請求事務技能認定
医療事務・調剤事務で勤務している方は、実際に上記の資格を取得している方が多いです。
そのため、こういった資格を取得していると、就職や転職の際は有利になりやすいです。
人気の理由は…?
調剤薬局事務は、医療事務同様に、女性の割合が高く人気の職業の一つと言えます。
では、なぜ人気なのでしょうか?
全国の薬局で活躍できる!!
薬局には薬剤師が必要ですが、薬剤師だけでは薬局の業務をこなすことが困難なのが実情です。
そのため、調剤薬局事務は事務の面から薬剤師をサポートします。
医薬品の知識を持ち、レセプトの作成ができる調剤薬局事務の方は、薬局でとても重要だと言えます。
薬局は、全国に多数存在するため、ライフスタイルが変わった場合、引っ越した場合などでも、自分の働きたい職場を選ぶことが可能です。
ブランクがあっても復職しやすい!!
結婚、育児、介護などで、職場を一旦離職しなければならないこともあるかもしれません。
調剤薬局事務の有資格者であれば、一旦離職した場合でも、処方箋受付や、レセプト作成の知識が身についているので、復職する際に有利だと言えます。
働き方がいろいろある!!
正社員だけでなくても、パートタイムなど、自分のライフスタイルに合わせて働き続けることが可能です。
午前のみ、あるいは午後のみなど、短時間勤務も可能な職場が多いです。
日・祝日は休みの場所が多いので、プライベートと両立できることも人気の一つです。
まとめ
どちらも、様々な面で違いがあることが分かったと思います。
業務内容や場所などの違いはありますが、どちらの仕事も『患者様の健康を守るために必要な職業』となります。
また、医療事務・調剤薬局事務、どちらも人のために役に立つ職業です。
医療事務・調剤薬局事務に興味のある方は、仕事内容を比較してみたり、どちらが自分にに向いているか、まずは考えてみませんか😌
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