【子ども好きな方にぴったり!!】小児科で働く医療事務の仕事って？

「子どもが好き！！」―そんな方は、保育士や幼稚園の先生を、職に考える人が多いと思います。

そのため、高校進学後の進路も、”保育系”の学校に進学する方が多いです。

…ですが、子どもと接する機会の多い仕事は、保育士や幼稚園の先生だけではないことを、みなさん知っていますか？！

【小児科で働く医療事務員】も、子どもと接する仕事なんです！！

では、小児科で働く医療事務員は、いったいどんな仕事をしているのでしょうか？？

●小児科って、どんな診療科？

「小児科」―みなさん、どんな診療科か、具体的にご存知でしょうか？

小児科は、子どもの内科疾患を診療する診療科です。原則、15歳から成人と同量の薬を処方できるようになるため、一般的には新生児から中学生位までの子どもが受診することが多いところが、小児科です。

子どもには特有の疾患が多くあり、同じような症状でも大人とは治療方法などが異なるケースも多いです。
処方薬の種類など、量にも制限が多いので、子どもの治療に専門的に特化した小児科が必要とされています。

ただし、てんかんや喘息など、子どもの頃からの疾患で通院している方など、高校生以上の未成年の患者さんを小児科で診療するケースもあります。

●小児科での医療事務の仕事は？

基本的に、受付や会計業務、レセプト業務、クラーク業務など、医療事務の仕事内容自体は、基本的にどの診療科も大きく変わりません。

医療事務の業務を行いつつ、患者さんである子どもたちの面倒を見るという、いわば「保育士のような事務スタッフ」が、小児科で働く医療事務のイメージです。

小児科のクリニックは、子どもの体調不良の際、かかりつけ医としての性質が強いため、発熱や腹痛など一般的な症状で受診する患者さんが多いです。

このように、子どもと接する機会が多いため、子どもが好きな方には向いている職場だと言えます。

●小児科で働くために必要な資格は？

小児科で働くには、必須の資格は特にありませんが、医療事務に関する技能や基本的な医療知識についての能力を証明するために、
「医療秘書技能検定」や「医事コンピュータ技能検定」などの、資格を取得しておくことをおすすめします。

無資格でも、医療機関の求人募集に応募して採用されれば仕事を始めることができますが、まったくの無資格で応募をしても合格することは難しいと言えます。

「医療秘書技能検定」は、難度により１級、準１級、２級、３級と４段階にグレードが分かれており、医療機関によってはこの資格保有を採用条件としている場合もあるので、取得しておくことをおすすめします。

また、医療事務には診療報酬請求やレセプトの作成、レセプトの点検などを、医事コンピュータソフトで入力する業務があります。
その業務を行う際に必要となる知識や技能について、「医事コンピュータ技能検定」は能力を証明できる資格となります。
医事コンピュータソフトが扱えることは、就職の際にも強みとなるので、こちらの資格も取得しておくことをおすすめします。

医療事務の資格は全国共通なので、身に付けた資格が多いと、自分に合う職場を選ぶことができますし、面接時にも有利になる場合が多いといえます。