【歯科衛生士の力を発揮!】予防歯科って?メリットと重要性を解説

最新情報
2025.02.01
医療のコラム歯科衛生士学科
【歯科衛生士の力を発揮!】予防歯科って?メリットと重要性を解説

最近では、予防医療の必要性が広く知られるようになり、歯科における意識も『歯医者は、歯が悪くなったら行く場所!』から、『歯が悪くならないように行く場所』へと変わりつつあります
この記事を読んでいるみなさんの中にも、『悪くなる前に歯医者に行く!』『定期検診でしっかり予防!』という方も多いのではないでしょうか
そんな背景から、最近ではメンテナンス専用のユニットを設けるなど、「予防歯科」に力を入れて取り組む歯科医院も増えています。
実際、予防歯科には多くのメリット・重要性があるんです
今回は、予防歯科にどんなメリットや重要性があるのか、具体的にどんな治療が行われているのか、そして予防歯科によって健康寿命が延びる?!といったところにスポットを当てて解説していきます

初めに…歯科衛生士って、どんなお仕事?具体的に何をするの?
医療系の国家資格である歯科衛生士は、主に歯科医院で歯科医師のサポートなどを行うことが仕事です。
歯科衛生士の三大業務である『歯科予防処置』『歯科診療補助』『歯科保健指導』の役割を担う国家資格であり、患者様が”むし歯”や”歯周病”にならないように生活習慣をサポートする、“笑顔のある健康な生活をサポートする”、【生涯にわたって人の役にたつことができる仕事】です。

歯科衛生士になるには?
歯科衛生士は、『国家試験』に合格することで、歯科衛生士として働けることとなります。
しかし、国家試験はすぐに受験できるものではないこと、高校を卒業したらなれるわけではなく、専門学校や短大などの歯科衛生士養成校で3年以上学び、そうすることにより国家試験受験資格が得られます。
また、座学だけではなく実習での経験も積まないといけないので、通信教育では資格を取得できません。

歯科衛生士は、専門性の高い業務のため、将来性の高さも注目されています!!
患者様に、専門的な処置や指導ができるのは、国家資格を保持しているからだと言えます。

歯科衛生士の三大業務とは…?
【歯科診療補助】
一人の患者さんに対して、歯科医師を中心にチームで行う歯科診療。
医師の治療補助や医師の指示のもと、治療の一部を行います。
【歯科予防処置】
受診内容の2大トップともいえる、むし歯と歯周病。
フッ素化物の塗布や、歯石の除去作業を通して発症を防ぐための予防処置を行います。
【歯科保健指導】
歯科医院ではもちろん、保育園や小学校、老人ホームなどで歯磨き指導や食育支援などを行い、正しいセルフケアを指導します。

大人になるにつれて、歯に痛みを感じないと受診しないという人が多い歯科医院。
そのハードルを少しでも下げるため、そして生涯を通して歯と口の健康をキープするためにも、歯科衛生士の仕事は重要なポジションと言えます
予防歯科とは…?
前述に少し説明しましたが、予防歯科とは患者さんに定期的に通院してもらい、むし歯や歯周病などの病気が発症したり、悪化したりしないように検査・治療・生活指導を行うことです
悪化する前に予防することで、普段からお口の中の環境を整えて、歯の寿命を長持ちさせることができます。
予防歯科では、1本でも多く自分の歯を残すことを目的としています。
この後解説しますが、自分の歯を多く残すメリットはとてもたくさんあるので、みなさんも1本でも多く残せるように予防していきましょう!

予防歯科の重要性って?
予防歯科を行うことで、むし歯や歯周病のリスクを減らすことができます。
また、もしむし歯が見つかった場合でも早期発見できるため、悪化しないうちに治療することができます。
若い頃から予防歯科を受けることで、将来的に歯を失うリスクをお幅に減らすことが可能です
みなさん、「8020運動」という言葉を聞いたことありますか?
この運動は、80歳で自分の歯を20本以上残そう!という運動で、厚生労働省や日本歯科医師会が推進しています。
歯が20本残っていれば、ずっとおいしく食事をすることができる、他にも全身の健康にもつながります。

予防歯科の診療内容は?
予防歯科では、歯や口腔の診察や検査も実施します。また、特徴的な診療内容があるので、それぞれ見ていきましょう。
予防歯科指導
予防歯科指導は、セルフケアのための診療です。
歯磨き指導が基本で、磨き残しがないようにブラッシングをする方法を、歯科医師や歯科助手から指導を受けます。
歯ブラシの持ち方や磨き方、歯間ブラシやデンタルフロスの使い方などを学んで、セルフケアの質を高めることが目的です。

PMTC(機械的歯面清掃)
PMTCとは、Professional Mechanical Tooth Cleaningの略で、歯石除去後、ブラッシングでは落とせないプラークやバイオフィルム、着色汚れなどを、専用の機器と研磨剤を用いて取り除いていきます。
歯の表面・裏面、歯の間などを徹底的にキレイにします。

スケーリング(歯石除去)
歯の表面に付着した歯石は硬く、ブラッシングでは取り除くことができません。
そのままにしておくと歯周病の原因になってしまうので、スケーリングをして歯石を取り除いていきます。
取り残しを防ぐためには、口腔内の状況に合わせ適切なスケーラーやチップを選択するほか、角度や動かし方なども工夫する必要があります。
そのため、歯科衛生士としての力が試される手技といえます。

フッ素化物歯面塗布
フッ素塗布は、歯を強化しむし歯を防ぐための予防処置です。
フッ素化物には歯の再石灰化を促進し、歯面を強化する働きがあるほか、むし歯菌の活動の抑制にも有用とされています。
歯石除去やPMTCを行った後に、綿球などにフッ化物ジェルを含ませ塗布していきます。
効果を高めるためには、処置後すぐの飲食は控えることが望ましいとされています。
予防歯科のメリットって…?
歯の健康を保てる!
予防歯科により、健康な歯を長い期間維持することができます。
噛む力が向上すること、その他にも口臭や口腔内の問題が減少するというメリットがあります。
また、健康な歯を維持するということは全身の健康にも影響します。
予防歯科は、口腔内の健康を向上するためだけではなく、生活の質を改善する基本となります。
治療の負担を減らせる!
予防歯科によりむし歯や歯周病を防ぐことができ、治療のため歯科医院に通院することが減らせます。
むし歯の治療で痛い思いをすることが不安な方も、中にはいるのではないでしょうか?
予防歯科で健康な歯と口腔内を保つことで、歯科医院での治療を減らせる状態を目指すことができます。

健康寿命が伸びる!
超高齢社会となった日本の平均寿命は、男女ともに80歳を超えています。
これからの大きな課題は、介護にできるだけ頼ることなく、自分で最低限の生活ができる「健康寿命」を延ばしていくことです。
歯緒残存本数が多いほど、健康寿命が長くなること、近年の研究で明らかになってきたことをみなさんご存知でしょうか?
このことから、予防歯科に取り組むことが大切と言えます。
全身の病気を予防することができる!
むし歯や歯周病は口腔内だけではなく、全身の病気の発症・進行にも影響を与えます。
高齢者に多い誤嚥性肺炎は、歯周病菌が肺の中に侵入して発症してしまいます。また、歯周病菌の毒素により動脈硬化が引き起こされてしまうため、脳梗塞や心筋梗塞のリスクを高めます。
そして、さらに歯周病と糖尿病は相互に悪影響を及ぼしてしまうことになります。

まとめ
今現在、歯科医院に通院中という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
予防歯科に取り組むことにより、健康的な歯・口腔内を維持することができます。
ぜひ、みなさんも健康的な歯・口腔内を守るためにも、予防歯科でケアをしてみてはいかがでしょうか

注目の医療系国家資格『歯科衛生士』を目指せる専門学校、HOSP!
新潟県内で、歯科衛生士を目指せる専門学校は、ココHOSP!だけ!
最新鋭の映像システム・綺麗な校舎で、歯科衛生士を目指しませんか
歯科衛生士学科のページは、コチラから確認できます▼

オープンキャンパスも毎月開催!!
「歯科衛生士学科って、どんな勉強をするの?」
「国家試験合格率は?」
「キレイな校舎・最新設備が気になる!!」
…ぜひ、HOSP!のオープンキャンパスに参加してみてください
【LINEから申し込み▼】

【ホームページから申し込み▼】

HOSP!のキャンパスライフがわかる、Instagramもチェックしてね


HOSP!のTikTokも見てね



最新ブログ
-
2025.03.01
【在校生インタビュー】知識や技術以外にも、患者さんとの関わり方をしっかり学べる学校。患者様に寄り添える歯科衛生士になるためにHOSP!を選びました。…(歯科衛生士学科・三条商業高校出身)
-
2025.02.28
【在校生インタビュー】母の姿を見て看護師になりたいと思った。HOSP!は仲間と協力し合える環境だから、安心して学べる!…(看護学科・中越高校出身)
-
2025.02.25
【第7回入試】入学願書受付開始
-
2025.02.23
【在校生インタビュー】”安定した仕事に就いて手に職をつけたい”と思い医療系を選択。歯科衛生士になるために、国試実績の高いHOSP!を選びました。…(歯科衛生士学科・新潟商業高校出身)
-
2025.02.21
【在校生インタビュー】商業高校で身に付けたスキルを活かせると思い目指した医療事務。入学の決め手は、検定合格率の高さでした。…(医療事務学科・三条商業高校出身)